Linuxコマンド虎の巻

unmount

unmountは、ファイルシステムをアンマウントするコマンドです。

概要

マウントされたファイルシステムをアンマウント(切り離し)します。
マウントポイントまたはデバイス名を指定してアンマウントできます。

構文

(構文)マウントポイントを指定する場合
umount [マウントポイント]
(構文)デバイス名を指定する場合
umount [デバイス名]
【オプション】
オプション説明
-f強制的にアンマウントする
※デバイスを誤って取り外した場合などに使用
-l遅延アンマウントをする
※使用されなくなった時点で完全に切り離される

サンプル

/mnt/usbにマウントされたデバイスをアンマウントする

# umount /mnt/usb

/dev/sdb1デバイスをアンマウントする

# umount /dev/sdb1

/mnt/usbデバイスを強制的にアンマウントする

# umount -f /mnt/usb

/mnt/usbデバイスを遅延アンマウントする

# umount -l /mnt/usb

備考

  • unmountコマンドはroot権限で実行してください。
  • 使用中のファイルシステムをアンマウントしようとすると「device is busy」などのエラーが発生します。
  • マウントしたい場合はmountコマンドを使用してください。

関連項目

  • mount:ファイルシステムをマウントする