Linuxコマンド虎の巻

traceroute

tracerouteは、ネットワークの経路を調べるコマンドです。

構文

(構文)
traceroute [オプション] <接続先>
【オプション】
オプション説明
-T
--tcp
TCPを使用する
-w 秒数
--wait 秒数
指定した秒数応答を待つ(既定値:5秒)
-q 回数送信回数(既定値:3回)
-nホスト名でなくIPアドレスのまま表示する
-p ポート番号ポート番号を指定する
-g GW使用するGW(ゲートウェイ)を指定する
-d
--debug
デバッグモードを使用する
-m ホップ数最大のホップ数(TTL)を指定する(初期値:30)
-f ホップ数表示を開始するホップ数(TTL)を指定する
-4IPv4の経路を使用する(デフォルト)
-6IPv6の経路を使用する

サンプル

www.google.comまでの経路を調べる

$ traceroute www.google.com

192.168.1.10までの経路を調べる

$ traceroute 192.168.1.10

応答を30秒待つ

$ traceroute -w 30 www.google.com

IPv6での経路を調べる

$ traceroute -6 www.google.com

「traceroute6」コマンドを使ってもOKです。

20ホップまで経路を調べる

$ traceroute -m 20 www.google.com

10ホップ目から経路を調べる

$ traceroute -f 10 www.google.com

備考

  • tracerouteコマンドを使うと、どのような経路を使って相手先までつながっているのかを確認できます。
  • 相手先までつながっているかどうかを調べたいだけであれば「ping」コマンドで実現できます。

関連項目

  • ping:パケットを送信して応答を調べる
  • netstat:ネットワークの統計情報を確認する