Linuxコマンド虎の巻

more

moreは、テキストファイルを1画面単位に表示するコマンドです。

構文

(構文)
more [オプション] <ファイル>
【オプション】
オプション説明
-d画面の下に操作説明を表示する
(表示例) [Press space to continue, 'q' to quit.]
-s空行が連続した場合、1行の空行として表示する
-数値指定した数値分でページ送りする
+数値指定した数値の行から表示する

more中のキー操作

moreで表示中は以下のキーで表示操作します。

【more中のキー操作】
キー説明
[Space]キー、[s]キー次の画面に進める
[Enter]キー1行進める
[=]キー現在の行を表示する
[q]キーmore表示を終了する
[b]キー1つ前の画面に戻る
bの前に数値を付けると指定したページ分戻る
数値+[z]キー指定した行数進める
[h]キーコマンドのヘルプを表示する
※スペースキーで戻れる
[v]キー編集モードになる
viで開いた状態となる)

サンプル

ファイル「test.txt」の内容を1画面毎に表示する

$ more test.txt

ファイル「test.txt」の内容を10行毎に表示する

$ more -10 test.txt

ファイル「test.txt」を1ページ20行として表示する

$ more -20 test.txt

ファイル「test.txt」を5行目から表示する

$ more + 5 test.txt

備考

  • moreは、「more:まだほかにある」という英単語が元になっています。
  • more表示を抜けるには、「q」キーを押します。

関連項目

  • cat:テキストファイルの内容を一気に表示する
  • less:テキストファイルをlessモードで表示する
  • vi:テキストファイルの編集を行う