mount
mountは、ファイルシステムをマウントするコマンドです。
概要
HDDやUSBメモリ、DVD-ROMなどのフォーマット済みの領域(ファイルシステム)を
指定したディレクトリ(マウントポイント)と一時的に結び付けてアクセスできるようにします。
構文
- (構文)
- mount [オプション] デバイス [マウントポイント]
オプション | 説明 |
---|---|
-a | /etc/fstabに記載されているすべてのファイルシステムをマウントする |
-t ファイルシステム | ファイルシステムのタイプを指定する (例)ext4、vfatなど |
-r | 読み出し専用でマウントする |
-w | 読み書き可能でマウントする |
-o オプション | マウント時のオプションを指定する (例)roで読み取り専用、rwで読み書き可能 など |
サンプル
現在のマウント状況を確認する
# mount
/dev/sdb1を/mnt/dataにマウントする
# mount /dev/sdb1 /mnt/data
読み取り専用でマウントする
# mount -o ro /dev/sdb1 /mnt/data
備考
- mountコマンドはroot権限で実行してください。
- マウントされたファイルシステムを切り離す場合はumountコマンドを使用してください。
- システム起動時に自動的にマウントするには、/etc/fstabファイルに設定を追加してください。
関連項目
- unmount:ファイルシステムをアンマウントする