Linuxコマンド虎の巻

pwd

pwdは、カレントディレクトリのパスを表示するコマンドです。

構文

(構文)
pwd [オプション]
【オプション】
オプション説明
-L(カレントディレクトリがシンボリックリンクの場合)
シンボリックリンクの名称を使用してパスを表示
※これがデフォルトです。
-P(カレントディレクトリがシンボリックリンクの場合)
シンボリックリンクリンク先のパスを表示

サンプル

カレントディレクトリのパスを表示する

$ pwd

-Lオプションと-Pオプションの実例

$ pwd ★カレントディレクトリを表示する /home/taro $ ln -s /home/jiro lnk1 ★シンボリックリンク「lnk1」を作成する $ ls -l ★作成したシンボリックリンクを確認する total 1 lrwxrwxrwx 1 taro taro 9 Jun 25 20:55 lnk1 -> /home/jiro $ cd lnk1 ★シンボリックリンク「lnk1」へ移動する $ pwd -L ★-Lオプションで表示 /home/taro/lnk1 ⇒シンボリックリンクの場所が表示される $ pwd -P ★-Pオプションで表示 /home/jiro ⇒シンボリックリンクの参照先が表示される $ pwd ★試しにカレントディレクトリを表示する /home/taro/lnk1 ⇒シンボリックリンクの場所が表示される(Lオプションと同じ)

備考

  • pwdは、Print Working Directoryの略です。