Linuxコマンド虎の巻

rm

rmは、ファイルとディレクトリを削除するコマンドです。

構文

(構文)
rm [オプション] <ファイル名 or ディレクトリ名>
【オプション】
オプション説明
-f削除時に確認表示を行わない
-i削除前に確認メッセージを表示する
(表示例)rm: remove regular empty file ‘aa.txt’?
-I削除対象が4つ以上存在する場合のみ確認メッセージを表示する
(表示例)rm: remove 4 arguments?
-rディレクトリ内のファイルをまるごと削除する
-v削除の詳細を表示する
(表示例)removed ‘test.txt’

サンプル

ファイル「test.txt」を削除する

$ rm test.txt

拡張子がtxtのファイルを全て削除する

$ rm *.txt

ファイル名がhogeで始まる全てのファイルを削除する

$ rm hoge*

ディレクトリ「hoge」を中身も含め削除する(削除確認あり)

$ rm -r hoge

ディレクトリ「hoge」を中身も含め削除する(削除確認なし)

$ rm -rf hoge

ファイル「test.txt」を削除前にメッセージを表示する

$ rm -i test.txt rm: remove regular empty file ‘test.txt’?

yを入力すると削除が実行されます。

拡張子が「.txt」のファイルが4つ以上ある場合のみ、確認メッセージを表示する

$ rm -I *.txt rm: remove 4 arguments?

yを入力すると削除が実行されます。

3ファイル以下の場合は確認無しに削除が実行されます。

削除の処理詳細を表示して削除する

$ rm -v test.txt rm: remove regular empty file ‘test.txt’? y removed ‘test.txt’

備考

  • rmは、removeの略です。
  • rmコマンドは削除時に、デフォルトで削除確認が行われます。(y or n の入力)
  • 削除確認を行いたくない場合は、-fオプションを指定します。
  • rmコマンドはオプションを組み合わせると、マシン内の全てのファイルを削除するといった命令にすることが可能です。(危険なので敢えてそのコマンドをここでは明記しません)
    なので、rmコマンドは細心の注意の上実行してください。