Linuxコマンド虎の巻

head

headは、ファイルの先頭部分を表示するコマンドです。

構文

(構文)
head [オプション] <ファイル名>
【オプション】
オプション説明
-c バイト数ファイルの先頭から指定したバイト数表示する
(K:キロ/M:メガ 指定も可)
-n 行数ファイルの先頭から指定した行数表示する
-qファイル名を表示しない
※1ファイルのみ指定した場合はこれがデフォルトです
-vファイル名を表示する
※複数ファイル指定した場合はこれがデフォルトです

サンプル

test.txtファイルの先頭を表示する

$ head test.txt

test.txtファイルの先頭3行を表示する

$ head -n 3 test.txt

test.txtファイルの先頭100バイト分表示する

$ head -c 100 test.txt

test.txtファイルの先頭1Kバイト分表示する

$ head -c 1k test.txt

結果にファイル名を表示させる

$ head -v test.txt ==> test.txt <== hoge1 hoge2 hoge3

複数ファイルを同時に指定して先頭を表示する

$ head aaa.txt bbb.txt ==> aaa.txt <== あいうえお ==> bbb.txt <== かきくけこ

複数ファイル指定時は各ファイルの先頭にファイル名が表示されます。

複数ファイルを同時に指定して先頭を表示する(ファイル名は表示しない)

$ head -q aaa.txt bbb.txt あいうえお かきくけこ

各ファイルの先頭にファイル名は表示されません。

備考

  • headは、「head:先頭」という英単語が元になっています。
  • デフォルトでは先頭10行が表示されます。

関連項目

  • tail:ファイルの末尾部分を表示する