Linuxコマンド虎の巻

history

historyは、コマンドの実行履歴を表示/削除するコマンドです。

構文

(構文)
history [オプション] [表示数]
【オプション】
オプション説明
-cコマンド履歴を全て削除する
-d 履歴番号指定した履歴番号の履歴を削除する
-s 文字指定した文字を履歴の最後に追加する

サンプル

過去1000回分のコマンドを表示する

$ history

表示件数を指定しない場合のデフォルト値は1000件です。

過去5回分のコマンドを表示する

$ history 5

過去1000件以内でコマンドに「hoge」が含まれている履歴のみを表示する

$ history | grep hoge

表示件数を指定しない場合のデフォルト値は1000件です。

コマンド履歴を全て削除する

$ history -c

履歴番号3番の履歴を削除する

$ history -d 3

履歴番号は、コマンド「history」で確認できます。

履歴の最後に「ls」を追加する

$ history -s ls

lsは履歴に追加されるだけで実行はされません。

履歴の一部分のみ削除する

historyコマンドには履歴を一部分のみ削除する機能はありません。
一部分のみ削除したい場合は、履歴を管理しているファイル「~/.bash_history」を直接開いて消したい履歴を削除すればOKです。

履歴を管理しているファイルをviで開く

$ vi ~/.bash_history

viの操作については、viコマンドをご覧ください。

備考

  • historyは、「history:履歴」という英単語が元になっています。
  • 履歴を表示させた時に表示される番号は、管理番号です。
    (コマンドの発行順に採番されています。)